20130222

一之江境川親水公園(2)



今回は、一之江境川親水公園をご紹介してます。
今日はその2、後半戦です。

手ぬぐいが風にたくさん流れていた村井染工場さんを抜けて、右側にある中学校の裏を抜け始めるとまた少し趣きが変わって来ます。

右側に民家がなくなって、学校の裏の木がなんとなく雑木林の横を抜けてるみたいな気分になるんですよね。このあたり好きです。でもちょうど遊歩道内を通る区間なので、ゆっくりポタエリアです。




「一之江境川親水公園の生き物」

ちょうどこのあたりで、こんなボードを見つけました。
うまく全体写真撮れなかったんですけど、書き出してみますと、

まず陸には、ハクセキレイ、シジュウカラ、アオスジアゲハ、ナミアゲハ、モンシロチョウ、アキアカネ、アジアイトトンボ、シオカラトンボ、ヤマトシジミ、オンブバッタ、エンマコウロギ、キボシカミキリ、ミンミンゼミ、メジロ、ウシガエル。

ここからは水中で、モツゴ、コイ、マハゼ、メダカ、シオカラトンボヤゴ、テナガエビ、クロベンケイガニ。

あ、前回写真出しましたけど、鴨もすごくたくさんいますよ。


流れるプールじゃなく、自然な野の川、ビオトープを目指したというだけあって、いろいろいるんですね。

そして、私が注目したのがメジロ!!

Twitterでフォロワーさんからメジロのすてきな写真を見せて頂いてから、ずっと見たいなって思ってたんです。
都内にもいるとは聞いたけれど、こんな近くにいるかもしれないなんて!

メジロは花の蜜が好きらしいので、花が咲いてる木があったら探してみようと思いつつ、さらに進みます。




そして、もうすぐ松江商店街の道に出るよーっていう手前に、また何かありました。


▼城東電車とトロリーバス

 城東電車は大正2年に創立し、江戸川線は大正14年に東荒川~今井間で開通しました。車両が一両で「マッチ箱電車」と呼ばれたり、発車合図のベルの音から「チンチン電車」と呼ばれ、昭和27年まで運行していました。
 城東電車廃止の翌日より、無軌軸電車(トロリーバス)が走り、昭和43年までの約17年間運航されていました。トロリーバスはレールのない電車で、屋根についた集電装置で架線から電力を得て走っていました。




トロリーバスの塗装、かわいい!
確かに架線から電力をもらうパンタグラフみたいのが見えますね。

このトロリーバスは、今井から亀戸を通って、なんと上野公園まで行ってたようです。
全線なんと15円!

って当時どんな価値だったのかわかりませんけど。
高かったのかなぁ。

トロリーバスを調べてみると、都営トロリーバスというwikipediaが出て来ます。そしてそこには、「昭和26年、今井無軌条電車営業所を江戸川4-3に設置」と書かれています。どうやら、今井はトロリーバスの折り返し場所だったようです。

そして、昔確か都バスで「今井操車場行」というのがありましたけど、どうもこのトロリーバスの今井営業所が今井操車場になったみたいですね。

こちらのサイトの昭和49年の航空写真、ちょっと楽しいです。

ちなみに、リンク先の地図のA・B・Cが並んでいる斜めの道が現在の松江商店街のある道、今井街道。
このトロリーバスのボードがあった場所は、その今井街道と親水公園の交差点のすぐ手前です。



偶然撮れてた、亀26系統 今井~亀戸のバス。


親水公園と交わる松江商店街の道、今井街道には今も都営バスが走っています。
この亀26系統は、都営トロリーバスの今井~上野公園の区間を亀戸で2分割した形で今も残った路線なんですって。

地元の歴史、面白いなぁー。
なんでずっと住んでたのに知らなかったんだろう。




バスが向かう先には、松江商店街。

なんてこともない商店街ですが、靴屋さんの名前が「ゲタ万」だったり、確かに歴史が古そうな商店街なんですよね。昭和40年代後半~50年代あたりまでは歩行者天国をやっていたなんて話も聞いたし。



清流よ 永遠なれ!


よくわからない記念碑を後に、今井街道も渡ってまだまだ親水公園は続きますよー。




水面を渡る植物、なんだかカッコイイ。
ね、いい親水公園でしょ?

でもやっぱり花が咲く頃にまたきれいな写真でレポ出来たらいいなー、なんて思ってたら、




満開の梅の木がありました!

そしてなんとここで、念願のメジロに会うことが出来たのです!

会えるかも!と知ったその日に会えるなんてー。
でも本当に都内にもいるんですね!(江戸川区は都内ですよー)

かわいい写真も見せて頂いたし、もちろんググればいくらでも画像は見れるけど、やっぱり実物から感じられることやわかることってたくさんありますね。すずめよりは大きいけど、ひよどりよりは小さかった。2羽一緒に遊んでました。あまり知らずに見つけたらウグイスと間違えるんじゃ?って思ってたけど、あの丸くて白いかわいい目は絶対間違えないや!って思いました。

写真には梅の木しか写らなかったけど、ちゃんと見れましたよ。
ホントにかわいかったー。




またしばらく進むと、こんな案内ボードが。

要約するとつまり、「虫がたくさんいる、虫の広場だよ!秋には鳴き声鑑賞会をするから、虫を大事に仲良くしようね!」ってことみたいです。わぁ、なんかこわくなって来た。虫こわい。




勇気を振り絞って、入ってみることにしました。
冬だし。きっとだいじょうぶ。

(正面の洋館は全く関係ない民家のようです。)




左のほうを見てみました。

もうダメだ、やっぱりコワイ。
でも、一之江境川公園は野の川を目指すだけでなく、周辺でもさまざまな環境活動をしていることがわかりました。

わかったので帰りますー。




カンタンの里のすぐ先、あと少しで親水公園も終わりというところで、左側に大きな木と古くて大きな平屋が見えて来ます。



一之江抹香亭です。

抹香というのは粉末状のお線香のことで、その抹香を作る田澤家の旧家だった建物です。庭にあるタブノキの大木はその名残り。葉を抹香作りに使っていたのだそうです。

現在は、一之江の住民から「マッコヤさん」の愛称で親しまれた抹香屋を後世に伝えるためにと、様々なイベントなどに使われ、一般開放されています。




この日は、雛人形が展示中でご自由にご覧くださいと看板が出ていましたが、犬っこが落ち着きのない様子だったので断念。

他にも香袋作りや、筝とお茶の会などもやってるみたいで、サイト見たらイベント盛りだくさんです。
何か参加してみたいなー。




抹香亭のお隣りにも水神様がありました。




そして終点、環七と首都高速錦糸町線の交差点に到着です。


この後は、もう少し進んで新中川に出てもいいし、江戸川CRに出るなら短い距離なので来た道を戻って、新川を東に進んで出ても5~6km。新川を反対の西、中川側に出ていけば船堀橋を渡って荒川CRにも出られます。



より大きな地図で 20130222 を表示


すてきな親水公園の景色を眺めながらおいしいコーヒーでも頂けるカフェとかあればいいのにな。

ちなみにこの日の私は、この後SOL'S CAFEさんへ。
親水公園ののんびりポタから行くSOL'Sさんは、ダブルでほっこり出来るのでお気に入りかな。


じゃ、まただワン!

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